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自サイト「Plaudite, acta est fabula.」の管理人・絆が送る、妄想少女のための妄想少女による妄想がかなり含まれる不定期日記です。
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僕は君にをした。



その出会いは本当に運命だった。
否、運命という名の必然だったのかもしれない。
ただ、その出会いは僕の運命を大きく左右したんだ。


「……ソウル、イーター……?」


彼女の呟きは風に乗って僕に届いた。
その声は、驚きと悲しみに満ち溢れたような声色に聞こえたんだ。


「…んで……なんでキミが持っているの?だってそれ……それはあいつが……」


テッドが持っていたはずのものなのに。
確かに僕は彼の名前を耳にした。
そして彼女は僕に詰め寄ったんだ。


「なんで!?ねぇ、テッドはっ……」

「……僕は彼にこれを託されたんだ」


託された、という言い方は適切ではないのかもしれない。
託す、というよりも、預かったんだ、彼…テッドに。
彼女は落ち着きを取り戻したのか、小さな声で「そう…」というと僕から離れた。


「君は…テッドの知り合い?」

「……古い、仲間……だったの…」


そうじゃない。
彼女の悲しみが手に取るようにわかる。
彼女は……


「恋人、の間違いじゃない?」

「っ……」


無言は肯定。
無言は、否を意味しない。
彼女は、テッドの恋人だったんだ。


「…じゃあ、最後の言葉は……きっと君宛だ」


――約束、守れなくてごめんな…?


「……誰かに託すくらいなら……私に届けてよっ」


彼女の言葉は、地に雨を降らせた。
その涙に、ソウルイーターが反応した。
疼くような痛みと、輝き。
僕は即座に理解した。

ソウルイーターの中のテッドの魂が、反応しているんだ。


「テッドが、泣くなって…言ってる」

「……無理に、決まってるっ」




僕はその美しい涙を流す彼女に、恋をした



永遠の、片思い。




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